初めての外貨送金受け取り!海外から送金して入金するまでの手順
2015/05/23
photo byepSos .de
私は今回個人事業主として独立するにあたって、海外(中国)の企業と業務委託契約を結びました。
その際毎月の契約金の送金に当たって日本国内からの送金とは違っていくつか手順を踏まなければならなりませんでした。
今や海外からの送金はビジネスだけでなく、海外からの家族へ生活費の送金や学生の仕送りなど、シーンは様々あると思います。
今回は私が実際つまづいたたことも踏まえ、順を追って送金から入金までの手順を紹介します。
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国内取引との大きな違い
海外からお金を送金して日本の口座に入金することは「海外からの送金受け取り」となり、独自の手数料や銀行によっては送金から入金までのタイムラグが発生します。
これは例えJPY建てであっても同様であり、JPY建て以外の外貨建ての送金であれば通常の預金口座とは別に別途海外通貨用の開設も必要となります。
私の場合は「中国からJPY建てでの送金」であったためそれまで使用している通常の銀行預金口座で大丈夫であり、特に別途手続きをする必要ありませんでした。
外貨送金の受け取り手順
全体の流れ
全体の流れとしては以下の4点になります。
- 送金元に受取り側の銀行情報を伝える
- 送金元からの送金
- 受け取り銀行から電話、メール等で送金されたお金の内容確認
- 入金
以上が大まかな全体の流れになります。
JPY建てであれば普通預金口座以外に特に別途預金口座開設は必要ではありませんが、外貨建てでの送金の場合は通常の預金口座とは別に外貨預金口座の開設が必要となる場合があります。
今回はJPY建てでの前提のお話になります。
送金元に受取り側の銀行情報を伝える
基本的にすべて英文表記となります。
- 銀行名
- スイフトコードorビックコード
- 支店名
- 受取人口座番号
- 受取人名
銀行名・支店名の英文表記は銀行のサイトか電話で確認できます。
受取人名の英文表記は口座開設の際に記載した内容になります。
ここでスイフトコードという聞きなれない言葉が出てきました。実際私も契約先企業からこのスイフトコードを教えてくれと言われた際何のことかさっぱりわかりませんでした。
SWIFT CODE(スイフトコード)とは
SWIFT CODE(スイフトコード)、あるいはBIC CODE(ビックコード)とは国際的な銀行識別コードで、8桁または11桁のアルファベットと数字で構成されています。
例えば三菱東京UFJ銀行であれば「BOTKJPJT」であり、
- BOTK:銀行名
- JP:国名
- TK:都市名
といった意味となります。
このコードは各銀行のサイトか電話での問い合わせで確認することが出来ます。
送金元からの送金
受け取り側の銀行情報が伝わったら送金してもらいます。
受け取り銀行から電話、メール等で送金されたお金の内容確認
送金が完了すると、受け取り側銀行から資金使途・送金目的等の確認があります。
銀行にもよりますが電話かメールでの確認になります。
この内容確認は必ずあります。
口座への入金
ここまでの手順がすべて完了したら入金となります。
その際各種手数料が引かれますので注意が必要です。
手数料については下記に記載します。
手数料について
手数料についても銀行によって違います。
かかりうる手数料としては以下の2種類になります。
・被仕向送金手数料
海外の送金を受け取るために、受取人側が受け取り銀行に支払う手数料。
・中継銀行手数料(リフティングチャージ)
送金元の海外の銀行と国内の受け取り銀行の間に中継銀行を何行かはさみ、その中継銀行に支払う手数料。
この手数料は送金人負担か受取人負担か選択できる場合があるので、送金元と事前に手数料をどちらが支払うか決めておく必要があります。
それぞれの手数料意味合いが全然違いますが混同しやすいので注意してください。
私も銀行の方と話す際途中で混乱してきました。
おわりに
以上が簡単ですが海外からの送金受け取りの流れになります。
私は最初何も知らなくて、国内企業からの入金と同じような感覚でいたので少し焦りました。
銀行ごとの手続きやルール、手数料等詳細については各行のサイトや窓口でご確認ください。
最後にいくつかの銀行の外貨送金受け取りのサイトのリンクを貼っておきますのでよかったら参考にしてください。