アパレル起業開拓記

アパレル業界での起業をめざし30歳で個人事業主となり奮闘する妻子持ち男のブログ

海外から日本へ送金して入金までの日数を銀行別に調べてみた

   

10610370136_a74fcf6365_z
photo bySebastien Wiertz

海外から日本へ送金する場合どの銀行を受け取り銀行にするかを考える際、送金されてから入金するまでの日数がどのくらいかかるかは大きなポイントとなります。

私も初めはどの銀行にしても同じだと思っていたのですが、問い合わせしてみると銀行によって入金までの日数が違ったので紹介します。

※今回の記事は「中国から日本へのJPY建ての送金」という条件で私が実際に問い合わせた内容のため、条件や国により内容は当然変わります。詳細は各銀行までお問い合わせください。

 

スポンサーリンク

なぜ日数が違ってくるのか

まず、海外からの送金受け取りの手順については下記記事に書きました。

12436288584_94d6bc46d2_b.jpg
私は今回個人事業主として独立するにあたって、海外(中国)の企業と業務委託契約を結びました。その際毎月の契約金の送金に当たって…

送金から入金までの一連の流れの中で、送金元から送金されてから受け取り銀行に入金されるまでの間に中継銀行を経由します。

これは、この中継銀行は多くは海外にも支店を持つメガバンクが入ることが多く、しかもこの中継銀行は場合によっては複数の銀行を経由する場合があります。

また、送金元の銀行や国の規制・手続きによっても入金されるまでの日数は変動します。

このことが送金されてから入金までに時間がかかってしまう要因となります。

 

銀行に問い合わせてみた

住信SBIネット銀行の場合

初め私は口座開設がネット上ででき確定申告用の会計ソフトと連携できる住信SBIネット銀行を利用しようと考えていました。

ところが銀行のサイトに下記のような注意事項が記載されていました。

・ ご入金までに数日かかります
送金依頼人さまが振込みの手続きを行ってから、当社がお客さまの口座に預入れするまで数日間かかります

by住信SBIネット銀行

 

そこで住信SBIネット銀行に海外から日本に送金されてから入金までの日数が何日かかるのか電話で問い合わせたところ下記のような回答が返ってきました。

送金されてから当行のお客様の口座に入金されるまでに中継銀行を経由します。経由銀行として最終的に経由するのは三井住友銀行ですが、それまでに何件の中継銀行を経由するかはその時により変わります。

よって送金からお客様の口座に入金されるまでの日数も何日とは申し上げられず、その時によって変わります。

これまでのケースですと3日後から長いと2週間ほどかかってしまうお客様もいらっしゃいました。

私の場合事業用の資金となるためいつ入るか読めない、または2週間もかかってしまうと困ってしまいます。

 

名古屋銀行の場合

結局私は受け取り銀行を名古屋銀行にしたのですが、名古屋銀行に問い合わせた際の回答は以下の内容でした。

今回は中国からの送金とのことで、中国側の銀行の送金手続きが滞ったり後回しになってしまうようなことがなくスムーズの送金の手続きがなされれば、入金までの日数としては基本的には2~3営業日となります。

この回答により私は名古屋銀行に決めました。

 

楽天銀行の場合

また、同じネットバンクでも楽天銀行は公式サイトに以下のような記載があります。

Q.【海外送金】着金までに、どのくらいの日数がかかりますか?

A.受取人さまの口座に着金までの所要日数は、受取銀行の規模、経由銀行の数等により異なります。
通常、送金日+1日~3日での着金となります。(ただし、所要日数はあくまでも目安であり、受取銀行および受取国における手続き、規制等により前後します。表示された日数内でのお届けをお約束するものではありませんので、ご了承ください。)
※台湾へのTWD送金については、送金内容・送金金額等により、受取人さまより受取銀行に必要書類の提出が義務付けられております。

必要書類の授受により+4営業日程度かかる場合があります。

by楽天銀行

ネット銀行だから入金までの時間がかかるといったといったくくりにはならないようです。

 

結局どこがいいのか知り合いの銀行員に確認してみた

上記内容により銀行によって入金までの日数の回答は様々でした。

それでは結局どこの銀行にするのがいいのでしょうか。知り合いの銀行員に確認してみました。

その回答としては「メガバンクが一番確実」とのことでした。

上記の中継銀行の項目でも触れたように国際展開しているメガバンクが中継銀行として入ることが多いです。

例として、日本の地元A銀行から中国のC地方銀行へ海外送金を依頼した場合、そのA銀行が直接中国のC銀行と取引することはまずありません。

多くの場合、A銀行は国際展開しているB銀行に取次ぎを依頼します。

よって初めから国際展開しているメガバンクを受け取り銀行にしておくことが相対的に見て入金までの日数は一番早くなるということでした。

また、手数料もかかりにくくなります。

 

おわりに

今回私は地元の名古屋銀行を受け取り銀行にしましたが、それは個人事業主としての営業性口座という点を踏まえたからです。

12436288584_94d6bc46d2_b.jpg
個人事業主となる際に、多くの方は営業性銀行口座を個人の口座とは別途開設することになると思います。私はその際屋号は登録せずに…

そういった点を踏まえなくていいのであれば、やはりメガバンクを受け取り銀行にするのが一番無難なのかなと思います。

 

 - 仕事